2017年08月16日

本格四川 ―麻辣香(宇都宮)―

この店を見つけたのは去年の2月だった。食べ損ねた昼飯を取り返そうと午後の遅くにJR駅周辺をふらふらと歩いていたら四川系らしい中華料理の看板が目に付いた。その看板に描かれていたいかにも辛そうな汁物にものすごく惹かれ是非とも食事をしていきたかったのだが既に中休みに入っており入店は叶わず、その7ヶ月後の去年の9月に初めて訪れることができ、一昨日に2度目の訪問を果たした。
場所はJR西口から宮の橋の信号を渡らずに左に折れて2軒目の雑居ビルの1階で駐車場はない。

店は決して広くはなく、通路に向いたカウンター席とテーブルが3つほどだけ。
スタッフは生粋の中国人(大陸出身と言っていた)だがメニューや注意書きは基本日本語だし問題なく日本語が通じるので日本人客でも不安はないだろう。初めてのときは実際丁寧に分かりやすい日本語で説明してくれた。だが今のところここで他の日本人は見たことがない。店内では中国語が飛び交うのが常態のようだ。

メニューはこちら。
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ためらうことなく前回と同じ麻辣烫(マーラータン)を注文。

入り口脇にある冷蔵ショーケースに30種類くらいの素材が並べてあるのでその中から好きなものを取りスタッフに渡し調理してもらう仕組みだ。
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具材は肉類(牛、豚、ラム、豚皮、センマイ、ハチノス、肉団子、ソーセージ、ウズラの卵など)、シーフード(イカゲソ、つみれ、薩摩揚げ、カニかま、ワカメ、昆布など)、葉物野菜(白菜、キャベツ、小松菜、チンゲン菜、レタス、モヤシなど)、根菜類(ジャガイモ、レンコン、ダイコン、コンニャクなど)、キノコ(エノキ、シイタケ、キクラゲなど)、豆腐類(厚揚げ、油揚げ、高野豆腐、干豆腐、湯葉など)やギョウザなどなど。内容は一定しておらず日によって異なるようだ。
いくつかの品、例えば薩摩揚げは「魚豆腐」、肉団子は「肉丸子」などと中国語(?)で書かれてるが文字からだいたい想像が付くし現物を見ればハッキリするだろう。

冷蔵ケースの上には麺類が置いてある。戻す前の春雨(細)、戻した春雨(細、太)、うどん(茹で)、中華麺(生、乾)などから選べる。こちらも日によって増減する模様。春雨が3種もあるのは何らかのこだわりなのだろうか。

基本料金の480円でこれらの内から3つ選べ、追加1品ごとにプラス100円という仕組み。麺も1つと勘定される。
この日選んだのは空心菜、キクラゲ、大豆モヤシ、豚肉、戻す前の春雨の5品で680円というわけだ。

辛さは4段階。
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初回は「中辣」で行こうと思ったのだがかなり辛いと忠告を受けたので、辛いものに自信はあったが素直に控え目でお願いしたところ十分な辛さ(例えるとジャワカレーの辛口+くらい)だった。今回もそれに倣い微辣でお願いした。

先客はいなかったので7分ほどで出来上がり。
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見た目は全く辛そうではないが、これでもそこそこ辛い。けれど初回と比べるとずいぶん色が白いしマイルドような気がする。麻(四川山椒)の効きはそこそこだが一般的な日本の麻婆豆腐などと比べるとだいぶ強い。

スープのベースは豚ガラだろう。鶏ガラも使っているかもしれない。初めてのときは漢方と書いてあったので薬臭いとちょっとイヤだなと思っていたのだが全くの杞憂であった。複雑な味わいだがとんがった風味は特になく実にまろやか。実際たくさんの素材を使っているらしいが配合が絶妙なのだろう。

スープを良く吸ってくれることを期待して今回は戻す前の春雨を選んだ。前回は戻した太い春雨を選んでいたのだがその点に関してはあまり差は感じられなかった。ただ歯応えは細いながらも今回の方が強く感じた。喉越しも良好でスルスルと喉を通過していく。

具材はどちらかというと栄養バランス重視で緑黄色野菜、白色野菜、タンパク質から一品ずつ、更に好物としてキクラゲを選んだのだが、シーフードやハチノス(牛の第二胃)などを加えた方がより美味くなりそう。実際常連と思われる中国人は一人あたり6〜8品ほど選んでいるようだった。次回はもっとタンパク質を増やそう。

ちなみにこちらが初回に食べたもの。
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改めて見直すと具材は今回と似たり寄ったり。
小松菜、キクラゲ、大豆モヤシ、イカゲソだったと思う。スープの見た目もずいぶん違うが実際こっちの方が辛かったような気がする。もしかするとこちらは中辣と微辣の間くらいなのかもしれない。
次回中辣を頼んでみればハッキリするだろう。

実は最初に入った時は麺類では無く飯を食いたかったので「砂鍋」(←どんなものが出てくるか全く想像付かなかったのだが)とライスにしようと思い注文したところ「ちょっと時間が掛かりますよ」と言われてしまった。時間は有ったので問題はなかったのだがなんとなく作りたくないような意思を感じ取ったので「じゃ、何なら早いの?」と聞いたら麻辣烫だと言うので素直に従ったところこれが想像以上に旨く一発で虜になってしまったのだった。他の客も例外なく麻辣烫を頼んでいたので、夜はどうだか分からないが、昼は事実上これ一本鎗なのかもしれない。
今思えば麺を入れずに麻辣烫を頼みライスを別に注文すればそれで良かったのだがそのときは麺料理(麺は必須)だと思っていたのであった。今度このパターンを試すのも面白そうだ。宇都宮へ電車で出たときにはまっすぐにここを目指すのはもう間違いない。

※「」は、「湯」の下に「火」と書く「」の簡化字。もし文字化けしていたらゴメン。

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麻辣香(マーラーシャン)
不明 1100-1500 1630-2130
080-1325-0111
栃木県宇都宮市駅前通り3−1−16 KK第2ビル1階
Pなし

posted by すぱ九郎 at 18:13| Comment(0) | 外食
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