2017年06月09日

通ってます ―みんと倶楽部(矢板)―

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去年の6月末日、昼飯時に矢板にいてたまたま見つけた店がここ。うどんと書かれた看板が掲げてあり、入り口にはやはりうどんと書かれた暖簾が出ている。店が面しているのは細い道でしかも奥に引っ込んでいるのでその看板も暖簾も店の正面まで来ないと見えない。この様子では地元ですらあまり知られていない店なのではないかと推測できる。普段ならこんな店を見つければ喜び勇んで何のためらいもなく飛び込むところなのだが、この店は、ちょっと迷った。

「みんと」と小さな看板が掛かっているのでこれが屋号なのだろう。まずここに引っかかる。「ミント」ならまだしも「みんと」。うどん屋というよりはむしろおねいちゃんが積極的に隣に座ってくる飲み屋の方が似合っている様な気もしないではない。しかもあとで調べたら「みんと倶楽部」が正しいらしい。そっち方面に更に近づいているじゃないか。
建物の壁は全面ピンクに塗られている。ミントなのにピンク。その手前の取って付けた様なログハウス風の建物もなんだかミスマッチだ。屋号といい全体的に雰囲気が怪しいのである。

ともあれ昼日中に堂々と「うどん」と書かれた暖簾を出している店なのでまかり間違っても取って食われる様なことはなかろうと覚悟を決め(いやそれほどまでではなかったけど、気合いを入れ直すくらいのことはしたかな)、ちょっと力みながら暖簾をくぐった。

入り口手前には黒板が2枚置いてあり中華麺とうどんのメニューが書かれている。やっぱり問題なさそうだ(当然だけど)。
店に入ると客は誰もいない。とりあえず奥に行ってみると席には鉄板がはまっている。うどん屋じゃなくて鉄板焼き屋なのか?それとも居抜きなのだろうか?と疑問に思いつつ席に着きメニューを開いてみたら中身はやはりお好み焼きなど鉄板焼きばかりでうどんは全く載っていない。どうやら昼だけ麺類を出している様なのである。

そこで厨房の方に行ってみると壁にランチメニューの札が掛かっていた。
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安い。もしこれで旨ければ大当たりだ。

入り口のメニューには中華麺もあったよなと思い見直してみる。
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これで状況がつかめてきた。昼はうどんなど、夜はお好み焼きなどの鉄板焼きなどとメニューを分けているのだろう。またこれらのメニュー構成から考察するに、当初はうどんのみの提供でその後中華麺が加わり更に中華麺のスープでうどんも提供しだしたのではないかと思われる。

ちなみにお冷やと天かすはセルフ。
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ということでこの日、去年の6/30は壁のメニューから「肉汁うどん」を選択。350円。
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つけ汁は熱いタイプで、つけめんタイプのうどんはすべてのメニューで温冷選べるとのこと。このときの麺は冷たい方。
そのうどんはピッカピカだ。スバらしい。適度な腰があるが固くはなく芯まで茹でられているタイプ。ぷにゅぷにゅとした食感だ。
そして量が多い。一般的な2食分より少し多いだろう。
味付けは最初はやや濃く感じたが麺の量が多いので食べ終える頃にはちょうど良くなり最後は飲み干すことが出来た。
汁は肉汁という名が付いているものの肉(豚)は少なめでネギの方が多かったが油揚げも入っており満足度は非常に高い。これが、繰り返すが350円!個人店にもかかわらず丸亀製麺よりCP高いんじゃなかろうか。

オレが入ったときは他に客がいなかった店内も正午を過ぎると続々と入ってきてほぼ満席。知る人ぞ知る存在のようだ。
これは良い店を見つけたと思い、すぐにブログでアップしようと思ったのだけれど、もう少し様子を見ることにした。この頃は一度目は良かったのに二度目に訪れたらちょっとなぁ、という店に立て続けに当たっていたので慎重になっていたのだ。今回がたまたまという可能性を捨てきれなかったのである。

そこでさほど間を開けず同じく去年の7/19に再訪。訪れたのはやはり正午直前。入り口のメニューはこんな感じだった。
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前回とは若干内容が異なっている。
この日は中華麺を試してみることにし、注文したのは「支那そば濃厚」500円。
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スープは魚粉系。刻んだチャーシューがかなりの量入っており、そのほかゆで卵、メンマなど。板海苔も1/4切りが2枚入っていた。見た目はとても良いのだが果たして味は?
結果はスープはとても良かったのだが麺がグニャグニャして腰がなくこれはちょっとなぁというのが正直なところ。その理由はすぐに分った。ここは麺を一度にたくさん茹でて注文が入ると茹で置きを出しているのだ。前回のうどんはタイミング良く茹で立てが出てきたのだろう。そういう意味では今回の中華麺はタイミングが悪かったのかもしれない。
もっとも調理場はひとりで回していてしかもこの値段。しかも麺は手打ちだ。茹で置きでないととても回せないだろうことは想像に難くはない。
とはいえやはりブログで紹介すべきかどうかとても迷うところ。結局もう少し様子を見てからということにして、撮った写真は保留ホルダーに収まることになった。

そしてこのあと更に9回食べに通った結果この店の傾向と対策がだいぶ分ったので今回自信を持ってブログで紹介することにしたのである。初めて訪れてからほぼ丸1年経ってしまった。

その傾向と対策とは
・一度に茹でる量はうどんも中華麺も3〜5食分程度。
・うどんは、讃岐うどんを名乗る割りにはあまり腰のないプニプニタイプ。経時変化が少なく、茹でてからある程度時間が経ってもおいしく食べられる。
・中華麺は茹で上げ直後ならば悪くはないがそれでもやや腰砕け気味であった。経時変化も大きく、時間が経ったものに当たると文句を言いたくなるレベル。
・スープは全般的にどれも旨くハズレはない。
・いずれも茹で上げるのに10分程度かかるので、茹で置きの在庫がなくなると待たされる(マスターが確認を取る)。
・茹でる前の麺がなくなると基本的に店を閉めるがそのタイミングで客が入って来ると製麺室で麺打ちから始めるので20分以上待たされる(同上)。

ということで、ここでは基本的にうどんがお勧めである。ただ中華麺だけにしかないスープもあるので、そちらを食べたい場合は茹で置きストックがないタイミングを見計らった方がいい。ストックがあるときはあきらめてうどんに切り替えた方が無難(あるいは運任せ)。
入店時にマスターが「そばは○分ほど掛かります。うどんならすぐ出来ます。」といった具合に出来上がりの目安を教えてくれるので茹で置きのストックがあるかどうか判断が付く。ちなみにここで「そば」というのは中華麺(支那そば)を指し、和麺の蕎麦ではないので要注意。
余談だが、アシスタントの女性(女将さん?)は日本の方ではなくやや日本語に難があるが意思の疎通にはほぼ問題はない。

それでは今まで食べた分を一挙公開。

1/12。黒板メニューの撮り忘れ。
肉汁うどん(2回目)。
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4/3。黒板メニュー撮り忘れ。
みそもやしつけ麺500円。
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支那そばのみのメニュー。ここで一番ボリュームのある品だろう。
モヤシは炒めてあり量も多く、角切りのチャーシューもゴロゴロ。これで麺が良ければ一押しなんだが。ただちょっと食べづらい。汁の丼は一回り大きなものにして欲しいところだ。

4/3の黒板メニュー。
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鳥塩つけ麺(うどん 冷)480円。
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鳥は胸肉で他にチャーシューも入っている。他にメンマとわかめ。スープの塩気がややきつめだが麺量が多いので食べ終える頃には飲み干せるくらいにまで薄まる。手前にあるのはラー油。

4/19の黒板メニュー。
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あなご天うどんとだいぶ迷ったのだが選んだのはピリ辛肉味噌(冷)480円。
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いわゆるぶっかけ。この盛りで更に汁を掛けるのには思い切りが必要。肉味噌はかなり濃厚で冷えていても脂っこくはなく秀逸。海苔の下には温泉たまごが隠れている。ただやはり食べにくい。これも一回り大きな丼にして欲しい。

5/9の黒板メニュー。
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支那そばのレギュラーメニューのうち未食の「支那そばつけ麺」500円。
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濃厚つけ麺の魚粉を抜いたものか。無難な仕上がり。

5/19の黒板メニュー。
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まだ食べていないのにしようと思って頼んだのがピリ辛肉味噌(2回目)。
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目に入った瞬間、「あ、これ食べたじゃん」と思った。でも旨いから問題なし。

5/25の黒板メニュー。
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「ダブルカレーうどん」500円。
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何がダブルなんだと前々から気になっていたのだけれど一目で納得。ここのカレーうどんは汁なしが基本で、それに普通のカレースープを加えたものがこれ。温玉が乗っているのがうれしい。辛さは控えめ。うどんの量は少なめかも。

6/2の黒板メニュー。
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鳥塩つけ麺(うどん 温)480円。
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時々黒板に載っている天ぷらうどんがもしかしたらひたしに出来るかどうか確認せねばと思いやってきたのだがこの日は天ぷらがなかったので鳥塩にした。ただし麺は温盛りにしてもらった(写真じゃ分らないけど)。若干柔らかくなるものの気になるほどではなかった。特に冬場は温つけの方が良さそうだ。

そして最後。6/6の黒板メニュー。
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天ぷらがあった!(写真は食後に撮ったので売り切れている)

ということで天ぷらうどん。これはかけにしか出来ないとのことなのでひたし認定ならず。
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かき揚げは揚げ置きでごく一般的なもの。ここはかけのメニューはうどんの量が少なめ(とはいっても普通の店よりは多い)になる様だ。

とまあ、ざっとこんな感じ。
これだけご覧になればもうお分かりだと思うが、なんだかんだ言いながらお気に入りの店なのである。

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みんと倶楽部
日 (公式には1130-1300らしいのだが実際は正午直前に店を開くことが多く、だいたい1245くらいまで、早ければ1230には店じまい)
夜はお好み焼き店(詳細未調査)
0287-43-8228
栃木県矢板市本町1−26
矢板健康福祉センターの東側の通り沿い。店舗が奥に引っ込んでいて目立つ看板もないので店の前まで行かないと分らないと思う。

posted by すぱ九郎 at 23:53| Comment(0) | 外食
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