2016年01月08日

想像を超えた内容 ―ピアノ(矢板)―

もう半年以上前になると思うのだけれど、車を運転しながら聞いていた地元FM局の番組でこのレストランを紹介していた。ここは別に新しい店というわけではなく、どちらかといえば古参で名も通っていて、オレも以前に何度か行ったことがある。
ラジオではランチで和定食を出していてそれが人気なのだという。じっくりと聴いていたわけでは無かったので細かな内容は全く覚えていなかったのだが、オレの中ではここは肉料理店という括りだったのでちょっと意外に思い頭の片隅に留めておいたのだった。

そして時は12月10日。退院して3週間経ち体調は安定していたものの、年内に手術を受けることは到底無理だと告げられたばかりでちょっとふてくされていたというか、そんな頃のこと。
この頃は脂っ気の多い食事は手術まで控えなければならず、外食する際の店選びにはずいぶん苦労していた。そんな折りにふと先のラジオのことを思い出したのである。和風ならきっと脂っ気が少ないだろうと思ったのだ。
時刻は13時を回っていたが駐車場はほぼ一杯。ちょっと苦労しながら唯一空いていたスペースに駐めて店に向かう。

ランチメニューはピアノ日替わり和膳と海老フライ和膳のラインナップの様だ。日替わりの方はメインが肉か魚かを選ぶことが出来る。海老フライの方もたぶんメインが変わるだけでそのほかは同なのではなかろうか。
日替わりのメインは入口を入ってすぐのところに立て掛けてある黒板に書いてあった。この日は肉がササミのフリッターで、魚がイカのフライだったのではないかと思う。共に揚げ物だったことは間違いない。
しばし考えた後、ほんのたまになら揚げ物もいいかと思い(要は誘惑に負けて、でも退院してこれが初めての揚げ物だったのだよ)、二重になっている内側の扉を開けて店に入った。
ちなみにメニューは席に置いてあったので写真を載せておこう。
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店内は女性客ばかり。男性もちらほら見受けられたが必ず女性と一緒で男だけというのはオレだけの様だ。家庭料理系の店では良くあることで、場数を踏んでいるのでこんな事でたじろぐことはない。

席はカウンターに案内された。厨房全体が良く見渡せる。中では女性ばかり5人くらいがクルクルと動き回っている。厨房内の作業台の上に大きな四角い盆を並べ、その上に小鉢をどんどん載せていき、メインが出来上がるのを待ち受けている。そしてメインの料理が出来上がるとそれらの盆は次々と配膳されていく。それにしてもその盆の大きいこと。メインやご飯、汁の他に小鉢が10個以上はある。そのどれもが彩り豊かで旨そうなのだが、こんなに食べきれるかなとちょっと心配になるほどである。

注文から10分と少々で注文の品が届いた。メインはササミを指定。
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どうですか、この雄姿。今まで色んなところで小鉢いっぱい系家庭料理を食べてきたが、これほどの物にはお目に掛ったことがない。しかも1080円という価格。ご飯は少量(たぶん120gくらい)だがお代わり可。基本はこの様に雑穀米だが白飯も選べるらしい。ついでにセルフサービスだがコーヒーも付く。

それでは内容紹介。左上から時計回りに、
・メインのササミフリッター、野菜餡かけ。ササミなのにふっくらジューシーに揚っており大変旨かった。
・金平ゴボウ
・サラダ。6種類くらいの野菜を使っていたと思う。量は少ないがやはりサラダと呼ぶからにはこうでないと。
・牛スジとゴボウの炊き合わせ。上品な味付けながら旨味たっぷり。この日の小鉢の中ではこれが一番のお気に入り。
・味噌汁。内容は忘失。
・小松菜のゴマ和え(だったと思う)
・漬物(大根だったかな?)
・雑穀米。普段食べ慣れていないので米以外の素材はよく分らない。やや柔らかめ。
・冬瓜の煮物
・野菜と糸コンニャクの煮物
・大学芋。デザートとして食べたが、絶妙な甘さ。皿に垂れたカラメルを擦り付けて食べた。
・漬物(ザーサイ)
・カボチャの煮付け
・シイタケの煮付け
食べる前からこりゃご飯のおかわりは無理だなと思っていたが、それどころか全部食べきるのがやっと。食べ終えると満足のため息がでた。
これだけ食べれば一日分の栄養が全て賄えそうである。

セルフのコーヒー。ちゃんとドリップしていた。
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普段ならこれで終なのだが、もう1回訪れたのでそれも載せてしまおう。
手術が済んで28日に退院したその日のランチにまたここを選んでしまったのだ。それまでの質素な病院食から解放された記念には、内容と言い量と言いピッタリな気がしたから。

訪れたのは前回と同じく13時過ぎだったがやはり駐車場も店内もほぼ満杯。客層も前回と同じ様だったが冬休みに入ったためか家族連れも何組かいた。
注文は当然日替わり和膳。この日は魚が揚げ物だったので肉の「チャーシュー」を選択。
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チャーシューはかなり厚く切ってあった。しっかりと味が付いていたのでこれ1切れあればご飯1膳いけるくらい。けれどそんなことをしたら他のおかずが食べられなくなってしまう。小鉢の方は前回と同じ物もあるが若干顔ぶれが異なる。サラダの下は高野豆腐でその左は舞茸の酢の物その左下は赤カブの膾。病み開け、と言うか、病院食で鈍っていた(?)体にはこの量はさすがにちょっと多く、メインのチャーシューは1枚残してしまった。もちろんご飯はこれ1膳だけ。

繰り返すがこの内容でこの値段は凄すぎる。連日の客の入りにも納得である。ヘルシー路線でなおかつガッツリいきたいとき、今後もここが第一候補になるのは間違いない。

レストラン ピアノ
水 1140-1400(日1200-) 1700-2130(上記ランチメニューは日祝休み?)
0287-43-2456
栃木県矢板市上町6−45

posted by すぱ九郎 at 11:14| Comment(4) | 外食
この記事へのコメント
こんばんは。
胆嚢摘出とブログ復帰おめでとうございます。
腹腔鏡で出来て良かったですね、と言っても良いのでしょうかね?

ピアノさん、ワタシは未訪です。
カミさんは時折利用しているようです。
理由は、おっしゃる通りの女性客の多さ。
ワタシは負けてしまいそうです(^_^;)
それにしても、こんだけおかずがあるのなら、ご飯はどれだけ食べればよいのだろうか?と。
Posted by KANPP at 2016年01月11日 02:43
KANPPさん、こんにちは。
肝臓の手術ではいろいろと議論を巻き起こしている腹腔鏡手術ですが、胆嚢摘出に関しては手法が確立しているらしいので、私は心配していませんでした。治りも早くその分入院期間が短いので腹腔鏡で出来て本当に良かったと思っています。

さて、ピアノの和定食ですが、これらのおかずでまともにご飯を食べたら最低でも5杯必要でしょうね。ただ味付けは概ね薄めなのでおかずだけで食べ進めていっても苦に感じることはありませんでした(チャーシューはちょっと濃かったけど)。
男性でもこの手の食事を摂りたいと思っている人は多いんじゃないかと私は思うのですが、やはりちょっと入りづらいのですかね。ひとたび入ってしまえば気にならないもんですよ。
KANPPさんもぜひお試し下さい。ご家族と一緒にどうですか?
Posted by すぱ九郎 at 2016年01月11日 11:13
ここを知ったのは新聞の付録に紹介記事が載ったためです。私が好きな小鉢が沢山あるメニューに注目しました。残念ながら昼間しかやっていないのでハードル高いんですよね〜。いや〜でも素晴らしいですね。これで一杯やりたいくらいです^_^;
Posted by 鷹 at 2016年01月28日 05:55
鷹さん、おはようございます。
新聞にも紹介されていたのですか。
ほほう、鷹さんも小鉢たくさんお好きなんですね。そういえば普段のお食事もそんな感じですものね。
小鉢たくさん系はここの他にもいくつかありますがいずれも昼のみなんですよね。残念ながら夜も営業しているこの手の店を私は知りません。
確かにこれでイッパイ、良いかも。
Posted by すぱ九郎 at 2016年01月28日 08:50
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