2015年07月01日

まさかのハイブリッド!? ―寿庵(片岡)―

日付は少し遡って6月19日。この日は午後イチに片岡で仕事が入っていたので、その前に昼飯を済ませておこうと思いここを選んだ。ここは韃靼蕎麦(ダッタンソバ)を出すことで広く名が知られている店だ。そして海老天が大きくて美味い店だということも良く耳にする。オレは天種としてエビにはあまり執着しない方なので、どちらかといえば野菜の天ぷらがたくさんあって安ければエビ抜き大いに結構というタイプなため、残念ながらその噂の海老天にはまだ手を出したことがない。そんなこともあってこの日はここに行こうと決めたときから珍しく海老天を楽しみにしていた。

店は表通りから外れたところにあるので場所はちょっと分り難い。国道4号の片岡交差点を東に進んで矢板南病院の看板に従い800mほど進んだところにある。細くて薄暗い道なのでこんな所に飲食店があるのかと疑心暗鬼に陥りがちだがこんな所にもちゃんとあるのだ。

この日は朝から冷たい雨が降っていて、出かけるときも長袖にしようか迷ったくらいだった。傘を差すほどではなかったが、車から降りて店の入口までの数メートルを小走る。暖簾をくぐり手近なテーブル席に着いて一息つく。

まずは熱いダッタンソバ茶でお出迎え。急須で出してくれるところが嬉しい。急須は益子焼きかな。
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メニューはこちら。
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ご覧の通りアレンジ系のメニューはあるが、基本的に蕎麦一本で、ご飯ものはもちろんうどんもない。蕎麦粉は2種類あって、「ダッタン」の他に「北海道」という(ダッタンではない)普通のそば粉もある。
前述の通りこの日は海老天目当てなので、となると…!
おやおや。「海老つけ天そば」の写真が「ひたし」っぽく見えるのは気のせいだろうか?これは試してみない手はない。
蕎麦の方は以前「ダッタン」を食べたことがあるのだが、他ではなかなか味わえないのでこの日もダッタンでお願いした。

ここはギャラリーも兼ねていて、この日はガラス細工の展示販売が行われていた。
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蕎麦が来るまでの間に見てみる。載せた写真以外にもまだだいぶあって、中にはかなり気になるものもあったのだが、しばし考えてしまって結局買わず仕舞。こういう類のものは買うのにある程度勢いが必要なので考えてしまうと買えなくなってしまうのだ(オレ談)。

そうこうするうちに注文の蕎麦がやって来た。
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メニューの写真だけでは確信を持てなかったのだが、大きめの椀に入ったつけ汁は、熱い。そこに大きな海老天が漬かっている。これは「ひたし」と呼んでもおかしくはない。しかしその奥には何と徳利と猪口もあるのだ。こちらには冷たい付け汁が入っている。これはつまり温冷両方のつけ汁が付いたハイブリッド付け蕎麦だったのである。こんなの初めて見た。

蕎麦はダッタンを選んだのでやや黄色みがかっている。韃靼蕎麦はよく苦いといわれるが、ここのは全くといっていいほど苦みは感じられない。以前食べたときもそうだった。これなら色がちょっと変わっている程度で、言われなければ韃靼蕎麦だとは気付かない方が多いのではないだろうか。
かなりの細打ちで、適度な腰もある。蕎麦の香りはちょっと弱かったが季節柄致し方ないかも知れない。
海老天は噂通りで、食べ応えがありプリッと揚っている。これも普段は滅多にしないことなのだが、この時は尻尾まで食べてしまった。
そして付け汁だが、この蕎麦には熱いのも冷たいのもどちらも良く合う。冷たい汁ではザル本来の味わいを、熱い汁では天ぷらから出た油もあって力強い味わいをそれぞれ楽しめる。結局ほぼ半々ずつで食べた。こんな風に付け汁が2種類あると普通盛りでは全然物足りない。もっともっと楽しみたい。普段なら迷わず大盛りにしていたところだが、この翌日からプチ断食に入ることにしていたので昼は軽めにしようと控えたのだ(本来ら天ぷらすら抜くべきなのだが)。ちょっと悔やんだが、まあ、また来ればいいか。

会計時に女将さんに2種類の付け汁を出す理由を聞いてみた。すると「その方がいろいろ楽しんで頂けるかと思って」との答え。当に仰るとおりだ。だがオレが本当に聞きたかったのは「ひたし・ひやし」との絡みである。そこでさらに突っ込んで聞いてみたのだが、女将さんは「ひたし・ひやし」についてほとんどご存じない様子。どうやら全く意識していない様なのだ。いやはやまたまた分類に困るなぁ。とりあえず分類留保、だな…

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寿庵(じゅあん)
木 1130-1430 1700-1930
0287-48-1426
栃木県矢板市乙畑1746−19

posted by すぱ九郎 at 18:38| Comment(0) | 外食
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