2015年04月14日

とんとご無沙汰シリーズ6 ―ふるさと紀行本店(喜連川)―

ここは県道48号線沿いにある蕎麦屋。店が出来たのは15、6年前だろうか。あるいはもう少し古いかも知れない。ここには出来てすぐの頃に2回行っている。なのに以後ずっと行っていない理由はここの汁。蕎麦自体はなかなか旨かったと記憶しているのだが、出汁がオレには全く合わなかったのである。それがどう合わなかったのかはここでは割愛するけれども。
さて、そんなオレの好みは世間のそれとはかなりの隔たりがあるのか、後に道の駅きつれがわに支店を作り、本店もますます盛況になっていったようである。
好みが合わないとはいってもこれだけ盛況だと気にはなるもので、店の前を通るときには横目にしながら過ぎるのだが、特に昼飯時は、確かにかなりの数の車が駐まっている事が多い。
当店とオレとはこんな距離感なので積極的に訪れてみようとは思っていなかったが、今年に入ってから始めたローカルフード関連でここにも「ひたし・ひやし」らしきメニューがあることを知り、ならば行って確認してみなければならないと考えていた。

この様な経緯で、先週の土曜日はまる一日暇だったこともあり、思い立ってここへ行ってみた。十数年ぶりということで、オレの味覚や好み自体だいぶ変わっているだろうし、店の方もどのように変わっているのかあるいは変わっていないのか確認したくて足取り(車だけど)は軽い。ところが着いてみると駐車場には20台以上駐まっていた。この店のキャパシティーを考えると行列こそは出来ていないが席待ちがいるかもと思っていたら案の定だったのでこの日は断念。その代りに訪れたのが和楽庵大正庵だ。

そして昨日。満を持して開店時刻である11時半ちょうどに着いたのだが、何と既に車が10台以上駐まっている。かといって誰も並んでいないので開店時刻が変わったのかと思いきや、ちょうどご主人が店から出てきて道路沿いの看板を「営業中」のものに掛け替え始めた。ならばと店に入ってみると既にたくさんの客がいて、テーブル席は全てふさがり、座敷の席も半分は埋まっている。客のほとんどが地元の人のように見受けられる。開店時刻前でもどんどん中に入って待つのがこの店の流儀らしい。それにしても平日の昼前でしかも雨という状況でこれほどの客がいるとは思っていなかった。

座敷に上がり空いている席に着くとすぐにメニューを持ってきてくれた。お冷ややお茶はセルフだ。
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さて、オレのターゲットはどうやら「温かいつけ汁」という括りのもののようだ。うーん、ネーミングといい、ビジュアルといい、どうやらこれは「みつわ」と同じパターンだな。とりあえずその中から「かき揚げ」を注文した。

客はその後もどんどんと入ってきて相席が出始める。客の多くは「かき揚げ丼」が目当てのようだ。オレより後に入ってきた人たちもかき揚げ丼を頼む人が多かったが、店員はちょっと時間が掛かると言って確認を取っていた。耳に入るそれらの遣り取りを総合すると、どうやら一度に揚げられるかき揚げの数に限度があり、開店前から入っていた人たちくらいの分はさほど待たずに済むが、2巡目以降はかなり待たされる様だ。後の方になればなるほど待ち時間が強調されていく。幸いオレの分は1巡目に何とか間に合ったのか、時間が掛かるとは言われなかった。
ここのかき揚げ丼は量が、特にかき揚げがものすごいという情報はだいぶ前に耳にしたことがある。今ではそれが名物になっているようだ。

しばらく経って先客が注文した品が次々と運び出されていく。オレの隣の席でかき揚げ丼を注文していた夫婦(たぶん共に50代)のところへもかき揚げ丼が出された。確かにスゴイ。巨大なかき揚げが丼の上に聳え立っている。これはタワーというべき代物だな。その揚げタワーは3枚構成になっていて、それで三角錐を形作っているようだ。つまり中は空洞。それでもかき揚げ1枚がオレの手より大きそう。積み上げるためなのだろう、円形ではなく卵を縦に割った断面のような形をしている。厚みはさほど無い(といっても相対的な意味で、1cmはありそう)ので文字通りワラジといったところだ。まさかオレの蕎麦にもこんなやつが付いてくるのか?たとえ1枚でもちょっとヤバイかも。

さらに「特盛かき揚げ丼」を頼む人が出現。店員はご飯が2合あるが大丈夫なのかと確認し、かなり待つとさらに念を押し、ホントに待ちますから余裕を持って下さいねと重ねてから厨房にオーダーを伝えに行った。混雑時には受けたくないのかも知れない。だがあのかき揚げの量からすると逆にご飯2合くらいじゃないとバランスが取れないんじゃなかろうか。

さて、注文から30分ほど経ってようやくオレの蕎麦がやってきた。
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オレは普段スマホのカメラで撮影している。これもそう。かなりの広角レンズなので(35mmフィルム換算で焦点距離25mm相当)遠近感が実際より強調される。急にこんなことを書いて何が言いたいのかというと、この写真ではかき揚げがかなり小さ目に写っているのだ。実際は15cmほどある汁の器の径よりもデカくそのままストンとは入らなかった。またこのかき揚げは厚みもかなりある。ざっと3cm弱といったところだろう。

まずは確認のため汁だけ飲んでみる。うーん。基本は以前と変わらないかな。この汁にかき揚げを無理矢理押し込み油を浸み出させ蕎麦を食べる。蕎麦自体のことはきちんと覚えていないのだが、以前はもっと太かったような気もする。いずれにせよこれはこれでなかなか美味い。腰はあまりなくへろっとしているタイプ。
かき揚げはサラッとバリッと揚がっており、油が汁に溶け出したせいもあるかとは思うがさほど油っこくはなかった。上質な油を使っているようだ(早くに訪れたということもあるかも知れない)。
難なく一人前を食べ終え、腹が減っていたせいもあるだろうが、ちょっと物足りなかったほど。これなら大盛りでちょうど良いくらいだったかな。

さて、これが「ひたし・ひやし」なのかどうかだが、やはり「みつわ」と同じく判断留保としておく。今後このパターンが増えるような気もするが、追々決着は付ける。

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ふるさと紀行本店(上河戸店)
休みは年末年始のみ 1130-1400 1700-1930
028-686-2810
栃木県さくら市上河戸1818−7

ひたし・ひやしのまとめ記事はこちら

posted by すぱ九郎 at 15:00| Comment(0) | 外食
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